善とは何か

良い人ぶる人間ってのが嫌いだ。

人の死をバカにするつもりはないが、つい先日波平の声優さんが亡くなった。
アニメの声優さんが亡くなった時にありがちなんだけど、感動系というか涙を誘うようなものが作られがちである。

こんなん「参考」

いや、別にオレもほっとけばいいんだけどなんか妙にこういった類の物は好かない。

前にも確か書いた事あると思うんだけど、「感動したらシェア!」みたいなものを一生懸命書きまくってるヤツもいるし
狂ったように共有しまくってるユーザーもいる。

なんか「感動できる、泣ける俺良いヤツだろ」とアピールしてる気がする。

例えば恋愛系の良い話があるとする。
これを一生懸命拡散しまくってるのは、TwitterなりFacebookなりあるがほとんどが若者だろう。
そんな若者は当然、交際している彼氏彼女がいるんだろうが、恋愛に関する感動を分かったように言っていても
当然結婚して子供育ててるオレほど恋愛の感動を知るはずもないだろう。
そんなオレだって結婚して30年たつオレのオヤジには敵わないし、オヤジも結婚して60年たつジジイには敵わない。

文章や画像などで安易な感動をするのは良いが、やはり実体験の感動とは程遠い。

昔、Twitterに自分の作ったメシの写真を載せた。
妙に気合い入れて作ってしまい、品数も多かった。超ウマそうだったのよ。カキグラタン。

ほとんどの人は「おいしそう」と感想を述べたがとある大学生だけは違った。

「食べきれないほど作るなんて非常識。食べれない人もいるというのを理解すべき。」
と突っかかって来たのである。

良く考えればTwitterやFacebook独特の「感動できる、泣ける俺良いヤツだろ」アピールが嫌いになったのはこれからかもしれない。

更には「被災地ではうんぬん。」「アフリカではうんぬん。」と追撃されたので

オレは
「一生懸命働き、食に不自由しないほどの収入を得てるオレが何故食えないヤツに気を使わなくてはならないのか。」
「嫁と子を腹いっぱいに出来ないヤツが他人を幸せに出来るはずもない。」
「メシ食いたきゃ働けよwwww」
「お前は誰かの命を救った事あるのか?少なくともオレは一つの命を作ったぜ。」
「変な前髪だな。早く切れよ。」
「お前飲み会行ってんじゃん。アフリカの子供たちにも水炊食わせてやれよ。」
「これお前の彼女?彼女いないヤツもいるんだから貸してやれよ可哀想だろ。」
「前髪切れって。アフリカの子供たちは前髪ないヤツだっているんだぞ。」

と粘着絨毯爆撃。
それでも反論されてたので驚きでしたが、彼女らしきアカウントに「セックスしようぜ!」と毎回送ってたらブロックされました。

どう考えてもアホなのはオレのほうですが、なにも人んちの夕飯にケチつけなくたっていいのにと思ったのです。
これ以来、こういった事を行う人を「サイバー良い人」と名付け警戒するようになったのです。

死に対する考えもそうだ。
幸せなことにオレはまだ近しい人の死には直面していない。
まあ、友人なり親戚なり先輩なりは無くなってるけど、オレの悲しみなんてその個人の親や子供、兄弟の悲しみに比べればたかが知れてる。

昔、こんなことがあった。

オレとオヤジで墓参りしていたら、近所に住む暴走族に憧れる超不良の松村くんがいた。
ケンカに明け暮れる毎日。学校なんて来たらお祭り騒ぎでした。
松村くんも誰かの墓参りに来てたらしい。

オレがいない時にウチのオヤジにあったらしく、地元では名の知れたチンピラだったウチのオヤジに挨拶してきたらしく

「墓参りッスか??」
と聞かれウチのオヤジは

「ああ、ジュンが死んで半年になるんだ。」

と言ったそうな。

墓でそんな冗談を言うウチのオヤジもどうかと思うが
「知らなかった・・。」
と信じる松村くんもどうかと思う。

「あまりに信じてるから嘘だと言えなくなってしもた。」
オレに言いだし
「お前、しばらく死んだことにして身を隠せ。」
と訳のわからないことを言われたんだけど、そうやってオレとオヤジが揉めてるうちに松村くんは自分の所の墓から花と線香を何本か取ってきて、
ウチの墓の前に置いた。

そして自分のポケットから煙草を一本取りだし、ウチの前の墓へ手向け、手を合わせたのだ。

オレは驚いた。
衣笠(※神奈川県横須賀市衣笠町)のウンコと言われている松村が死んだオレにそんなことをしてくれるなんて。
とても感動した。

僕は感動のあまり松村くんの元へ行き涙を浮かべながら彼の肩を後ろから叩き
「ありがとう」
と言った。
彼も泣いた。驚きのあまり。

誰かが死ぬ。
TwitterやFacebookで何十、何百と追悼を述べるより実際に手を合わせた松村くんの方がよっぽど立派だ。
恋愛系もそう。
他人の良い話を一生懸命回してる暇があったら、隣にいる一人に「ありがとう」と言わせてみろ。

本物の感動というのは受けるものではない。作るものだ。

あとそういうの回しまくってる男。キモいからよせ。

唐突に始まる、最近ハマってる音楽

音楽の趣味にムラがあると評判の僕です。

クラシックもメタルもなんでもかんでもイケちゃう僕ですが、最近は何故かもっぱらクラブ・ミュージックです。
妻と子が居ない休みの日。僕は何をするでもなくどこ行くわけでもなく一人自室でDJして遊んでいるのです。

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散らかった部屋

しかし、最近の若い子というのは音楽をあまり嗜まないご様子。
良くて流行りもの。アイドルの歌なんぞ聞いているという、青春の全てを音楽に捧げたオジサンにはとても悲しい時代となってしまったのです。

てなわけで。
唐突に僕が最近ハマってる音楽を紹介するコーナーです。
今回はクラブ・ミュージック特化で行きます。はい。

動画多め(YouTube)です。


若者二人によるユニット。
いきなりクラブ・ミュージックと呼んでいいのか分からないものですが、パンクやエモみたいな子にシンセサイザーを与えたらこうなりましたみたいな音楽。
元気があって大変よろしい。


PVが最高です。ぶっちゃけ音楽的には大したことないんですけど、PV目当てに何十回も聞いてます。
ちなみに僕は二人目が好みです。

ちなみにこれのパロディのGuitarHeroというゲームのプロモーションも逸脱です。


アメリカを始め、世界中でものすげぇ勢いで流行ってるLMFAO。違う曲が有名ですがあえてこの曲が好き。
これまたPVも見てて面白いです。マジ頭悪そう。
日本人の勘違いアメリカンかぶれ女は高確率でこういう感じになります。


僕の曲。Youtubeじゃなくてゴメンね。UKの「海外のトランスミュージックダウンロードベスト10」の2位を記録したけど、実は途中で飽きて未完成だとは言えない。恥ずかしい。


これまたアメリカなどですげぇ勢いで流行ってる曲。冴えないおばちゃんがブッ飛んじゃうPVも楽しい。
ちなみにこれを作ったAviciiという男の子ですが、これまた優しそうな好青年なのだ。凄いゲーム好きそう。


アノニマスなのか「V」のマスクを被った男が踊り狂い感染していく謎のPV。
「オイオイオオイオイオイオオイ」のベースの重厚感と合わさりその意味の不明さはくせになります。
こんな連中に絡まれたら僕ならブチ切れる。


なんとなくストーリ性はあるが世界観が全く意味が分からないPVのこの曲。映画やSF風なのかそれともただの酒のCMなのか。
音楽自体はホモ臭いハウス。かっこいいよ。


なんか知らないけど、こういったクラブ・ミュージックのPVはエロいのが多いのが困る。
下心抜きに好きなのに。でも張りのある小尻ちゃんがキュート。


日本人には馴染みの薄いDubstepというジャンル。
途中の「ヴァヴァヴァヴァヴァヴァーヴァヴァヴァヴァヴァヴァー」って音が特徴。
オレは大好きですが、周りには評判悪いです。うるさいって。


そんなDubstepで外せないのが彼「Skrillex」。彼がこのDubstepブームを作ったと言っても過言ではありません。
「うわーい!ぴゃーぴゃーぴゃぴゃーぴゃーぴぴぴぴ!しゃしゃしゃしゃしゃ!」
これがまた賛否両論なのです。


Youtubeで脅威の再生回数を誇る動画(の日本語字幕版)
フザケてるのか。真面目なのかわからないけど、音楽自体はかなり本格的。

以上、日本人にはなかなか馴染みのないジャンルですけれど聞いてみるとなかなか楽しいですよ。
テクノポップだって流行ってるしね。

僕と社長と黒魔術 後編

僕と社長と黒魔術 前編

見た目は”ヤ”だが心やさしい社長。
ドーナツ屋でほっこりなやり取りを見た後、僕は社長がある人と会うと言うので何故か付き合うことになった。

社長「その青白い顔、伸びきった前髪、傷んだパサパサした黒髪・・・。最適だな。」
ジュン「えっ」

何が何だか分からないまま、僕はイスに座って待っていた。

するとそこにやってきたのは・・・

継母「あー、喉乾いちゃったわよ!私は忙しいのに、ナントカカントカ。」

例の母親だ。

社長「はいはい、なんか飲みものでも買ってきな。」
継母は社長から1千円札をひったくるとレジの方へ向かっていった。

社長「仕事もしてねぇくせに、何が忙しいだよ。」

イラついた顔をしている社長を見ながら僕は超不安な心情だった。

飲み物を買ってきた継母はお釣りも渡さずにイスに座った。

継母「で、話ってなんなの?」
社長「ああ、実はな。この間の件なんだけどな。」

この間?
一体何があったんだろう。

社長「ほら。俺がオヤジに置いてった金が盗まれた件だよ。」
継母「あー、はいはい。忘れてたわ。」
社長「やっぱり物騒だろ。空き巣に入られたってのはよ。」
継母「そうねー。でも警察なんか言っても無駄よ!何もしてくれないから。行くだけ無駄!」

なるほど・・・。
一瞬で僕は理解した。

社長「分かってるよ。でもよ、俺も腹立って仕方ねぇからこの人に頼んだんだよ。」

えっ?

社長「この方は、実はな。プロの魔術師だ。」

えっ?

社長「あまりでかい声では言えないが、犯人をな・・殺してくれって頼んだんだよ。」

えっ?

社長「ほら、前に金を渡してんの見たろ。あれは、その契約金だ。」

えっ?

社長「だから、もう安心して平気だぞ。もうじき犯人は死ぬ。」

えっ?

継母「バカバカしい。そう言うの信じないのよ。」

社長「なーに言ってんだよ。アレ好きだろ。細木和子。あの人とこの方は知り合いというか、魔術師仲間らしいよ。なっ!」
ジュン「えっ!あ、ああ。彼女の腕は私にも勝るとも劣らんよ・・・?」
継母「え・・・?」
社長「ほら、えーっと。細木和子は占いだろ?この人は呪いとか魔術とかそういうのが専門だ。」

現代日本。
宗教にはなじみの薄い日本人だが、数多くのお寺や神社が存在する。
それと同じように公には出ないが「魔術」も存在する。
戦時中、それこそ記録には残っていないが敵の軍に謎の疫病が流行した。
体中の穴と言う穴から血が噴き出し、悶絶し、あまりの苦しみに殺してくれと懇願した。
敵軍は日本の化学兵器の使用を疑った。しかし死体を調べても特に病原菌や毒物は見つからない。結局その不審死は大量の死体と共に闇に葬られた。

どんな軍の偉い人でも、総理大臣でさえ「先生」と頭を下げる人物がいた。
その男は108の悪魔を自らの身体に憑依させ、敵を攻撃出来た。
やがて戦争は終わり、彼の力、悪魔の力も必要無くなった時代。
大魔術師も老いには勝てなかったのだ。彼は病床に伏した。
魔術が絶えることを悩んだ彼は死を迎える直前の彼は孫に全てを託した。
未来を占う魔術。恋を叶える魔術。自分を守る魔術。人を殺す魔術。
そうその孫というのが

社長「この方だ。」

ジュン「・・・・・・・。」

継母「そんなこと・・・。」
社長「あるんだよ。」

社長「俺が店を出す際、この方に占ってもらった。全部繁盛した。肝臓痛めた時も直してもらった。そして、俺にみかじめせびるヤクザがいたんだ。死んだよ。この間・・・。」

心なしか青ざめている継母。信じてるのか・・?

社長「な、だから今回は”金を取った奴がいる。こいつを100万で殺してくれ”って頼んだんだ。」

社長「な、なっ。もうすぐ死ぬよな。」
ジュン「あ、ああ。高額の報酬だったからな。こ、高級な悪魔を使った。私の持っている魔導書の中でも最も危険なものだ。さすがにかなりの代償を支払う事になったが・・・。」

僕はぐいっと袖をあげ、左腕を見せた。

ジュン「しばらくは使い物にならんよ。」

魔術師の腕は大きく赤く腫れていた。冬場、エアコンの効いた所にいると出てくる温熱性のじんましんである。

継母「うそ・・・。呪われた人はどうなるの・・・?」

ジュン「頭蓋骨は潰れ脳が噴き出し、内臓が口から吐き出される。」

こ ん な ふ う に・・・

魔術師は手元にあったエンゼルクリームを手で潰した。
押しつぶされ中からクリームが出てきた。

社長「お、おう・・・。」

3人とも額に冷や汗を浮かべ、潰れたドーナツを眺めていた。

後日。

社長「悪かったな。変な事に付き合って貰って。」
ジュン「何だったんですか、アレ」
社長「俺の金が無くなってな。ま、どうせあいつが盗んだんだけどよ。」
ジュン「だからって魔術師はないですよ。」
社長「俺もどうかと思ったけどよ、意外と聞いててよ。毎日神社や教会やら言ってるよ。」
ジュン「マジですか。」
社長「つくづくバカだよな。ま、ありがとよ!今日は奢ってやるぜ。焼肉でも行くか!」
ジュン「いいんですか?!行きましょう!」

ジュン「社長、つくづく人が良いですよね。」
社長「は?なんで?」

2人で焼肉を食べながら僕はそう社長に言った。

ジュン「だって、警察に突き出すわけでもなく危害を加える訳でもなく、呪いで復讐するんですもん。」
社長「仕方ねぇだろ。一応は家族になっちまうんだから。ホラ焼けてるぞ。」
ジュン「あー、それオレが焼いてたレバーですよ!」
社長「うるせぇな。早いモン勝ちだ。」
ジュン「呪い殺してやりますからね。」
社長「上等!」

数年後。
古本屋で魔術に関する本を見つけてふと思い出しこの記事を書いた大魔術師様でした。
2冊買ったので今度は本当に目指そうと思います。

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