起業厨と対決!!

あなたの仕事はなんですか?

登場人物
ジュン 僕です。しがない会社員
リョウ 大学生

生きるためにはお金がいる。
お金を得るためには仕事をする必要がある。

これは何十年、何百年も変わらない事実であり
社会の常識とまでなっています。

しかし、100年に1度の就職氷河期。
そして、俗に言うゆとり世代が現在就活の時期を迎えているわけです。

と、なるとどうなるか。

働きたくないでござる侍が沢山出てくるわけです。

そりゃ、僕だって働きたくないですよ。本音を言えば。
しかしですね、そういうわけにもいきません。
食べるため、欲しいものを買うため、愛する妻のため、生きるために働いてます。

毎日毎日、会社へ向かい僕のタイムカードだけスルメという上司の陰湿なイジメに耐え、「イカ臭いんだよ。」と罵声を浴びせられ「そんなことない!昨日スッキリさせたもん!」と反論すれば女性社員に「死んで下さい。」と丁寧に言われる始末。

そんな辛い思いをしながら受け取ったわずかな報酬で生きていくわけです。

不景気な今ですから、大学生は大変ですよね。
なんどもなんども「お祈り」を受け卑屈になっている人も多いです。
挙句の果てに「雇われる身なんていやだ。」と思っている人も出てきます。

リョウ君もそんな人の一人です。

彼は一応有名大学に在籍していて、それが彼の大手病に拍車をかけたのか、
就職が決まらないまま卒業を迎えてしまいました。

そんなある日・・・

みんなでちょっと飲みに行くことになったその日、僕とリョウくんは初めて会いました。

僕たちくらいの歳になると自然と増えるのが仕事の話。
どんな仕事をしている、どれくらい貰ってる・・そんな話が多いです。

そんな中、黙って聞いてるリョウ君。
とある一人が聞いてしまいました。

「リョウ君は今なんの仕事してるの?」

そう、リョウ君は就職浪人だったのです。

さらに厄介なことに「大手病」「起業厨」も併発しておりました。
そういった人にはとある特長がいくつかあります。

・SNS等で「仕事」と書く事が多いがだいたいはバイトである。
・そのバイトを何故か誇りに持っており、割と高い評価・立場にあるが所詮バイトである。
・没頭する趣味・特技がある。
・年上、年下から好かれるが、同世代からはあまり受けが良くない。
・変なパーマ。
・やたら「人脈」をアピールする。
・都内に出たがる。
・自己啓発本や古めの小説が好き
・ムダに高級・高品質志向
・「クリエイティブ」な仕事などを好むがクリエイトしてるのはウンコくらいである。

そんな特長を10個中12個くらい当てはまるのがリョウ君。

僕らが「仕事がどうのー。」みたいな話をしていたら

リョウ「俺は起業するんだ。」

の一言。

「起業するのが夢」じゃなく「するんだ。」と言っちゃうあたり、さすがですね。

最初はみんな黙って聞いてましたが

「雇われるなんてカス。搾取され続ければいい。」ぐらいの事を言い始めます。

所詮、ニートの戯れ事。シカトすればいいのにできないのがこのジュンくん。

キレやすいで有名なジュン君。
いやね、別に自分の将来や仕事に対するアレコレをアレコレ言うのは構いませんが
オレのつくねに勝手に塩かけたのが気に入らなかった(※参照)

ジュン「テメー、だまってりゃ調子に乗るなフリーター野郎。」
リョウ「悔しいの?サラリーマン。」
ジュン「あ?1カ月働いてオレの2日分ぐらいにしかならないヤツが偉そうに。」
リョウ「今はね。でも勉強してるし。ほら。」
ジュン「そんな、訳のわからないビジネス本読むより、ハゲた上司の話の方がよっぽど役に立つわ。」
リョウ「企業が俺にあってないんだ。」
ジュン「お前が社会に適合できてないんだろ。」
リョウ「もっとクリエイティブに生きるんだ、お前と違って。」
ジュン「何をクリエイトすんの?ウンコ?」
リョウ「バカじゃねぇの?」
ジュン「フリーターのお前と違ってオレの方が良いもん食ってっからオレの方が良いウンコをクリエイトできるな。」
リョウ「なにが言いたいの?」
ジュン「なにもしてねーやつが偉そうに言うな。」
リョウ「人脈とか育ててるし。」
ジュン「あー、お得意の○○の社長にかわいがってもらってるとか、知り合いの○○さんが自分の事務所を立ち上げたとかか。」
リョウ「実際役に立つし。」
ジュン「可愛がって貰ってるならなんでその人たちはお前を雇わないんだ?」
リョウ「え・・それは。。」
ジュン「使えねーからだよ。お前みたいなヤツは。」
リョウ「・・・・・・。」
ジュン「で、お前のワケの分かんないアート活動?iPhoneで取った写真みたいなやつね。なんだこれ。」
リョウ「・・・・・・。」
ジュン「名刺なんか作っちゃって。何がギャラリーを開くだ?こんなん誰だってできるわ。名刺なんか自分で作っちゃって。」
リョウ「・・・・・・。」
ジュン「職業フリーフォトグラファーってなに?」
リョウ「・・・・・・。」
ジュン「儲けがないうちはそれは趣味です。」
リョウ「・・・・・・。」
ジュン「あと、オレのつくねに塩かけんな。」

友人「おい、言い過ぎだ。ジュン」

さんざん罵倒してリョウ君は黙ってしまいました。
友人が新しいつくねを頼んでくれた事もあり、僕は機嫌を取り戻した。

友人「あいつ。あれでも個人事業主だからね。しかも月200万くらい稼ぐ。」
リョウ「・・え?!」
ジュン「うん。(実際は月200万のウチ経費で190万くらい出てくけど。)」
友人「何してんだっけ?」
ジュン「音楽とかイベントのステージ設計とか。あと翻訳と輸入代理もやる。IT系もできるよ。」
友人「起業したいならジュンに聞くといいよ。いろいろ知ってるし。」
ジュン「何が聞きたい。」
リョウ「何から始めたら・・。」

ジュン「働け。」

起業したい若者、学生に教えます。

100人の起業家の自伝より、ハゲたサラリーマンのオッサンの小言の方が勉強になる。

まずは働け。

後日、リョウ君は

「友達に月200万稼ぐフリーランスがいる。」と言いまわってるようです。

あいつには起業はムリだな。

期待に応えたい

最近モチベーションが低いです。飽きた。

登場人物
ジュン 僕、普通の人。
ヒラオ 社員、ジュンの友人。
部長 その上司。ちょっとえらい。

部長「と、いうわけでジュンくんに期待したいのだ。」

人間、期待されるとちょっとうれしい反面、困ることも多いかと思います。

とある、中小企業の一社員からですね。
ヒラオ「ちょっとお願いがあるのだけれど・・。」
とお願いされた。

ジュン「なんだ、セミナーって。」

ヒラオ「いやー、俺の働く会社って色々セミナーを開催してるんだけど・・。」
ジュン「うん。」
ヒラオ「頼むよ。」
ジュン「何を?」
ヒラオ「講師。」
ジュン「何の?」
ヒラオ「魅惑的な話し方講座。」
ジュン「オレが?」
ヒラオ「うん。」
ジュン「何で?」
ヒラオ「俺が知ってる限り、一番話し方がうまいのってジュン君なんだもん。」
ジュン「嫌だ。特に意識してないし。」
ヒラオ「そんなぁー!」

なんかその会社、何とも怪しいものでして・・・。

いろーんな、セミナーを開催して、その受講料をとって商売してるらしいです。
「起業のためのノウハウ」から「おいしい玄米パンの作り方」まで幅広ーくやっているワケのわからない会社なのです。

とは言っても、仮にも受講料をとっているのなら、こんな普通の人に講師を頼むのはいかがなものか。

ジュン「いくらとるの?」
ヒラオ「一人1000円。大体200人は来るよ。」
ジュン「2万円か。」
ヒラオ「そうだね。午前午後とやってもらってかけ2で40000円。ジュンには10000円くらいなら支払えるかな。」
ジュン「講義は1時間だっけ?」
ヒラオ「うん。拘束時間は3時間弱ってとこかな。」
ジュン「そんなに人来るんだ。」
ヒラオ「意外とさ、大人になってからの”授業”って楽しいんだよ。」
ジュン「なるほど・・・」
ヒラオ「社会人のためのHR、道徳・・ってとこかな。」
ジュン「いいとこ目につけたね。社長は。」
ヒラオ「これが意外と儲かってんだ。」
ジュン「なるほどね。アイデア勝ちか・・」
ヒラオ「ちょっと関心した?」
ジュン「おう。」
ヒラオ「今のは”起業のためのアイデア”ってとこかな。そういうことを講義でやってるんだ。僕らの会社は。」
ジュン「お前話すの上手いじゃねぇか。お前がやれよ。」
ヒラオ「いやいやいやいや。頼むよー。」
ジュン「やだ。」
ヒラオ「えー!」

結局その日は断りました。

ヒラオ「じゃあさ、一度受けに来ない?受講料はいらないよ!」
ジュン「見に来いってこと?」
ヒラオ「そう。一度来てくれれば魅力に気づくって!」
ジュン「うーん・・・」
ヒラオ「ちなみにその講義は”異性を心を読む行動心理術”だよ。」
ジュン「何時にどこ?」
ヒラオ「そうこなくっちゃー!」

ヒラオがあまりにも勧めるので僕は、仕 方 な く 行くことにした。

ヒラオ「おー!ジュン君!!来てくれたね!」

僕とヒラオは駅前で待ち合わせをして、会場に向かった。

ジュン「おう。ところで、なんでスーツじゃなきゃダメなの?」
ヒラオ「あ、ああ。学校だって制服だろ?それにみんなスーツでくるからね。浮いちゃうとアレだし。」
ジュン「ふーん。」
ヒラオ「ま、行こうよ。」

会場についた僕ら。

ジュン「なかなか大きいところでやるんだね。」
ヒラオ「うん、今回も結構人入ってるからね。」
ジュン「へー。」
ヒラオ「あ、こっちこっち。」
ジュン「受付こっちって書いてるけど?」
ヒラオ「ジュン君は受付する必要ないよ。お金も払わないでいいしね。」
ジュン「あ、そうか。」
ヒラオ「じゃ、ここで待っててね。」
ジュン「控室?」
ヒラオ「お茶とか飲んでていいよ!ちょっと打ち合わせしてくるからね!」
ジュン「???」

ジュン「てな具合に騙されて、来てしまったんだ。」
受講者「アハハハww」
ジュン「でもさ、”異性を心を読む行動心理術”なんて聞いたら来たくなっちゃうんじゃんか。そう思うでしょ?」
受講者「アハハハwww」
ジュン「何笑ってんだよ、どエロい顔してるくせに。」
受講者「え?俺ですか?」
ジュン「ほかに誰がいるんだよ。」
受講者「いやいやいやいやwww」
ジュン「でも、オレ結構人の心読むのとか得意だけどね。」
受講者「ホントですか?」
ジュン「ホントホント。じゃあ、そこの女の子の心を読んであげる。」
受講者「わたし?ww」
ジュン「うん。君はー・・オレのことが好きだな。」
受講者「いや、別にww」
ジュン「なんで?さっきからずっとオレのこと見てるじゃん。」
受講者「だって、先生ですから。」
ジュン「あ、そっか。」
受講者「アハハハハwww」

部長「来てくれてありがとう!今日のスケジュールは・・・」
ジュン「・・・??」
部長「と、いうわけでジュン君、期待してるよ!」
ジュン「・・・・??」
ヒラオ「・・・・・・。」
ジュン「オレ、出るの?」
部長「え?そうだが。」
ジュン「おい。」
ヒラオ「期待してるよ。」
ジュン「・・・・死ねよ。」

騙されて連れてこられたわけだ。

しかしね、集まっている以上ブッチするわけにはいかない。
もうこうなったらやるしかない。

テキトーに喋って帰ろう。
そう思っていたら・・・・

受講者「いやー、おもしろかった!ああいう人を引き付ける話し方をできるように是非覚えたいですね!」
部長「そうですか!ありがとうございます!」
受講者「また、開催してください!あの先生の話をもっと聞きたい!」
部長「ええ!検討します!」

部長「いやー!ジュン君!素晴らしいよ!」
ジュン「マジでか。テキトーにいつも通りしゃべってただけなのに。」
部長「ほら、このアンケート見て!絶賛の嵐だよ!」
ジュン「うわー本当だ。」
部長「いやー、よければ専属の講師にならないか・・・?」
ジュン「それはいいや。」
部長「そういわず・・ね!暇なときたまに来てくれるだけでいいから!」
ジュン「うーん。」
部長「期待してるよ!」

ジュン「わかった、いいよ。」

ヒラオ「ごめんねww」
ジュン「ま、楽しかったし。許してやるよ。お金ももらえたし。」
ヒラオ「でも本当助かったし、ジュン君やっぱり才能あるよ。」
ジュン「そうか?」
ヒラオ「だって、いつもは”早く終わんないかなー”とか時計ばっか見ちゃうんだけど。今日はもっとやりたい!って思ったもん。」
ジュン「とはいってもただ普通に喋ってただけだよ。」
ヒラオ「天性のものだね。ジュンが人を惹きつける魅力ってものは。」
ジュン「大げさなwww」
ヒラオ「じゃ、また暇なときでいいからお願いね!」
ジュン「わかったよwwあ、ほかにどんな講義やってるの?今度見に来ていい?」
ヒラオ「うん?いいよ。ほら、これ一覧あげるから興味あるやつ言ってくれればタダで入れてあげる。」
ジュン「ありがと。ふーんいっぱいあるんだ・・・・。あ!」

【営業でも使える、人にものを頼む交渉術】 講師:ヒラオ

ジュン「・・・・・・・。」
ヒラオ「じゃ、よろしくねー!先生!」
ジュン「・・・・・ああ。」

あなどれないぞ、あの会社。

僕たちのネット副業バトル 罰ゲーム

ルール編
もず編
ゆん編
ジュン編


結果編

見事惨敗に終わったジュンさん。

「ジンとウォッカと小さくなる薬をたくさん飲んだあとに演奏をYou tubeにあげる。」

という罰ゲームが実行です。

コチラ

泥酔、そして初見うろ覚え演奏。

お金稼ぐのって大変だね!