元気を出して

登場人物
ジュン僕
たかよしバイク事故で入院中
ようすけお見舞い

たかよし「いやー、まいったね！」

ジュン「まいったねじゃないよ！どれだけ心配したことか！」
たかよし「すまんかった！」
ようすけ「で、退院はいつなの？」
たかよし「来週くらいだって。」
ジュン「そんなもんですんで良かったな。」
たかよし「そうでもねぇよ。困ったことがあんだ。」

たかよし「もう限界。」

ようすけ「なにが？」
たかよし「なにが。」
ジュン「ああ～、そういうww」
たかよし「分かる？？二日に一回どエロい夢見るぜ。」
ようすけ「良かったじゃねぇか。」
たかよし「いいもんか。拷問だ。」
ジュン「なんで？」
たかよし「無我の境地で耐えてんだ。そんなね、夢見させられても覚めたら地獄なんだよ」
ようすけ「なるほどね。」
たかよし「堤防が決壊寸前だ。」
ジュン「お願いだからオレたちの前で決壊させないでくれよ。」
たかよし「バカにするんじゃないよ。」

ジュン「じゃあな、元気でやれよ！」
たかよし「お見舞いサンキュー！！」
ようすけ「おう！」

そういって僕らは帰ることにした。

ようすけ「大変だな。」
ジュン「そうか？元気そうだったじゃん。」
ようすけ「違うよ、実際どれくらい耐えられる？」
ジュン「ああ、その話ね。」
ようすけ「そうそう。」
ジュン「ひと月くらい？」
ようすけ「は？」
ジュン「え、短い？？」
ようすけ「いやいや、そんなに？」
ジュン「そう？」
ようすけ「俺さ、前から疑問だったんだか、お前男だよな。」
ジュン「あ？お前何言ってんだ、それタブーだぞ。」
ようすけ「わり。でもお前は異常だ。」
ジュン「そんなことないだろ。」
ようすけ「俺なんて3日ムリ」
ジュン「マジか！」
ようすけ「普通だし。お前が変なの。」
ジュン「うるせーな、イカやろう。」

そんな下らない話をしつつ帰宅しました。

後日。

たかよし「来たな、ホモやろう」
ジュン「なんの話だ。」
たかよし「ようすけから聞いたぜ。」
ジュン「実際お前はどうなの？？」
たかよし「朝済ませても夕方にはムラってるぜ。」
ジュン「しょーもなww」
たかよし「そんなことない。あ、二人！」
にしの「おう、元気か？」
たかよし「君らどれくらいのペースなの？」
なぎさ「なにが？」
たかよし「〇〇〇〇」
なぎさ「ちょっと！！！」
ジュン「新婚だ、察しろ。」
たかよし「だろ？普通はそういうもんだ」
にしの「え？なに？どういう経緯？」
たかよし「実はね…」

経緯を説明するたかよし。

なぎさ「健全な男子とは思えん。」
ジュン「そうなん？」
たかよし「なんで？なんでなの？」
ジュン「なんでって言われても…」
なぎさ「元気ないの？」
ジュン「いや、昔っから。」
にしの「軽いうつなんじゃないの？」
たかよし「そういや、それだけじゃなくてジュンは昔っから無気力だし！」
なぎさ「ご飯もあんまり食べないしね。」
にしの「元気出せよ！な！」
ジュン「ええー…」

なんだか、元気がないことにされた僕。

そしてまた後日。

なぎさ「たっくん、退院おめでと！」
たかよし「いやー、ありがとありがと！！」
ようすけ「もうすっかりよくなったんだな。」
たかよし「おうよ！」
ジュン「よかったな。」
たかよし「でたな。」
ジュン「なんだよ。」
たかよし「お前にプレゼントがある。来なさい！！」
女「はーい。」
ジュン「誰だ？こいつらは。」
たかよし「ナースだ。」
ようすけ「・・・ナース？」
たかよし「うん、名付けてジュンの欲望を掻き立てる作戦だ。」
にしの「連れてきたのか。」
たかよし「たっくんの粋なプレゼントだ。」
ナース「どうも～」
ジュン「・・・・くだらん。」
たかよし「マジで？ナースだぜ？」
ジュン「ようすけ、にしの。お前らにやるよ。」
ようすけ「よし来た。」
なぎさ「おい。」
ジュン「そうだった。じゃ、たかよしだな。」
たかよし「俺もダメだ。失礼だろ、せっかく来てくれたのに。ホントにどうしちゃったのさ。」
ナース「なにかあったの？？」
たかよし「いやね、実は・・・」